学校法人 シュタイナー学園

活動報告

2019.01.30

保護者

係活動は楽しい!

学校法人シュタイナー学園 ニュースレター
VOL.52  2019.1.30

シュタイナー学園には保護者が担うさまざまな係があります。

学園の運営を支えるための係にはじまり、手づくり係、玄関しつらえ係、アドウェントろうそく作り係、スープの日係などなど…

「一体それは何をする係?」と初めての人は驚いてしまうような係もたくさんあります。例えばろうそく作り係は、12月のアドヴェントで使う蜜蝋ろうそく作りのお手伝いや準備、呼びかけをする係。スープの日係は冬の寒い時期、先生と子どもたちに温かいスープを作り届ける係。そんなふうに、どの係も、保護者の中から生まれた「こんなことが出来たら良いな」という提案と、それに共感した保護者たちによって始まり、係となった仕事です。

多種多様な係一覧をみていると、「『シュタイナー学園は先生と保護者でつくられる学校』と呼ばれる所以ここにアリ」なんて思いますが、どの係に参加するのか、あるいは係自体に参加するしないも、保護者一人ひとりが自分で決めること。「卒業までに○回、係を担当する」というような決まりはありません。そんなところもまた、シュタイナー学園「らしさ」のような気がします。わたし自身は文章を書くことが好きなので、こうしてニュースレターやWEBサイトの原稿を書くというかたちで関わらせてもらっています。

得意な分野や、興味がある分野で力になれるというのは、やりがいも喜びもあるもの。さらにまわりの係を見ていると「次はあんなことをしてみたいな」と、ちょっとした挑戦の気持ちが湧いたりするのも係の良いところだと思います。

そして様々な学年の保護者が混じり合ってワイワイと行う係活動は、実のところとても楽しいのです。係を通して出会いや発見があったりと、そんな部分でもシュタイナー学園は、子どもと一緒に親も成長できる学校だなあ、と改めて思うのです。

ライター 中村暁野