2019.10.02
校庭で遊ぶ子どもたち
学校法人シュタイナー学園 ニュースレター
VOL.69 2019.10.02
1年生から8年生までの児童・生徒が学んでいる、シュタイナー学園名倉校舎。休み時間になると、校庭にはたくさんの子どもたちが駆け出します。現在3年生の娘が入学した時、ひときわ目を引いたのは、丸太で作られた温もりを感じるブランコでした。低学年の子どもたちは、時に高学年のお兄さんお姉さんに背中を押してもらったり、お兄さんお姉さんがグングンと高く漕ぐ姿を憧れの目で見ていたり、いつも大人気の遊具でした。
校庭の端にある小さな池でオタマジャクシを探したり、木登りしたり、追いかけっこをしたり。花を摘んだり、時には先生と一緒に実った果実をかじったり。季節を感じられる校庭で、のびのび遊ぶ子どもたちの様子を見ていると、とても豊かな気持ちになります。
遊具があまり多くなかった校庭ですが、この数年ぞくぞくと新しい遊具も作られています。まず出来たのは塀沿いに作られたボルダリング。子どもが登りやすいように、脇にはロープが垂らされ、下にはウッドチップが敷かれています。カラフルなホールド(登るための石)に手をかけ足をかけ、登りはスイスイ行ったのに、降りるのが怖くて先生に飛びついて降ろしてもらう低学年の子どもの姿もよく見かけます。
そして昨年出来た、木のアスレチック。大きな丸太で作られたこのアスレチックの下にもウッドチップが敷かれています。先生方に見守られながら、同時に何人もの子どもが登ったりぶら下がったりして遊べる大型の遊具が出来たおかげで、子どもたちの遊びの世界は、また広がったように感じます。
山々に囲まれた名倉校舎の校庭で、自由自在に走って飛んで登って降りて、手足を使って遊びながら、子どもたちの身体と心は今日も育まれています。
保護者/ライター 中村 暁野