2019.10.30
今年も、藤野まるまるマルシェ
学校法人シュタイナー学園 ニュースレター
VOL.71 2019.10.30
このたびの台風19号により被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
シュタイナー学園名倉校舎を会場に、毎年11月に行なわれている「藤野まるまるマルシェ」も今年で4回目を迎えます。人と人が自然に繋がり、暮らしが育まれていくような町、藤野。そんな藤野の魅力をぎゅっと感じてもらえるイベントが「藤野まるまるマルシェ」です。
こだわりの農法で野菜をつくる農家さんたち大集合のファーマーズマーケット。食事系もおやつ系もどれを食べてもまちがいなし!陶器や服、おもちゃ、植物などの出店もあり、盛りだくさん。藤野電力のミニ風力発電体験や綿の種採りなどなど、なかなか体験できない多彩なワークショップ。シュタイナー学園OBブース「たねとらくだ」では、パン屋さん、お菓子屋さん、コーヒー焙煎のお店、鍼灸士の卒業生が出店します。
シュタイナー学園初等部・中等部のオープンスクール(要予約)では、普段なかなか見られない校舎を教員の解説付きでのツアー、希望者は座談会にも参加していただけます。幼児~低学年に向けた人形劇もありますので、ご興味ある方はぜひ、ご参加ください。
また、シュタイナー教育誕生100年を記念し制作された、河瀨直美監督による「未来へ To the future」、藤野在住の映像作家グレハン・リチャードさんによる気候変動をテーマに制作した「SIGNS FROM NATURE」、の2本のショートムービーが上映される「まるまる上映会」が行われます。「SIGNS FROM NATURE」上映後には監督を交えてのトークセッションも予定されています。
新校舎の2階では、シュタイナー教育100周年パネルの展示もあります。今年はシュタイナー教育が生まれ100周年という記念の年。その歩みをぜひ、こちらの展示で感じていただけたらと思います。
10月、日本全域で台風19号の大きな被害を受けました。わたしたちの暮らしは自然の力に大きな影響を受ける、ということを痛感する出来事でした。同時に、大きな災害は温暖化や気候変動と密接な関係があり、それらは実は、わたしたちが暮らしの中で選択している一つ一つと繋がっているのだということを、改めて感じました。
食べるもの、着るもの、住まいや電力…。選択の一つを変えてみることは、未来のための一歩になるのかもしれません。藤野は楽しく、気軽に、何かをちょっと変えてみる、そんなアイデアがあふれた「NEO里山くらし」ができる町でもあります。ぜひ11月16日、「藤野まるまるマルシェ」で、そんな暮らしを感じてもらえたらと思います。
WEBサイト→ 藤野まるまるマルシェ
保護者/ライター 中村 暁野